背伸びせず、卑屈にもならず。そんな風に書きたひと思ふをとこありけり。
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僕の週末ヒロイン

週末がやってくる。

誰しも平等に週末はやってくる。疲れたサラリーマンにも、毎日春休みの学生にも、高校球児にも、生きてさえいれば週末はみんなにやってくる。

ここ数週間、僕の週末は、週末ではなかった気がする。毎日のウィークデイと同じような時間に起床し、同じようなシリアルバーを食べ、同じようなエクセルの操作をして、同じような眉間の皺をつくり、たまに浮かべる曖昧な笑みで何かをごまかし。

その数週間、僕は確かに生きていたはずなのだけど、なにかをした記憶があまり定かではない。結婚式に2回くらい出たような気もするけれど、右から左に抜けては消える誰かのどうでもいい悪口みたいに、なんだかぼんやりとした記憶しかない。大事な試験に合格したような気もするけれど、カレーを食べた直後にうんこの話をするみたいに、なんだかムズムズとしてあまりいい感慨はない。前から行きたかった食べログで高評価だったお寿司屋さんのランチに行ったような気もするけれど、読み溜めた雑誌の山のなかにその感想も忘れてきてしまったようで、もうその味は思い出せない。

とりあえず、僕は疲れた。

この数週間、僕は毎日仕事をして、2日に一回は目が覚めるドリンク剤を胃に流し込み、もう何週間も干していない布団で眠った。朝起きれば、パソコン画面の明滅が僕を誘い、夜寝る前はハードディスクに溜まったビデオが明滅し、そんなものを見ているうちに、僕の記憶はどこかに消えてしまった。

睡眠時間を自慢するような男にはなりたくないね、と言ったのは10年前くらいの自分。仕事で疲れたとか言ってられるうちは幸せだよ、と言ったのは2年前くらいの自分。そんな自分は過去の自分であって、今の自分ではない。

明日は休み。

何週間ぶりだろう。

僕は、明日、週末ヒロインに会えるだろうか。週末ヒロインに会ったら、僕は彼女になんて言えばいいだろう。しばらく会えなかった言い訳なんてできるだろうか。疲れきった顔でなく、笑顔で会いたいけれど、僕にそれができるだろうか。

僕の週末ヒロイン。待っててくれるかなあ。
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by maseda1001 | 2015-03-28 02:05 | Comments(0)

夢想

2月から休みなく切れ目なく続く仕事に、結婚式が2度挟まり、さらに風邪をひき、1週間経っても治らない独身男性(彼女無し)の部屋はどうなるか。

言うまでもない。

ガスレンジ、流し、戸棚にはカップラーメンの食べかす。

もう○週間干せていない布団。

乱雑に積みあがった雑誌、本、新聞はたまに雪崩を起こす。

人はそれをカオスと呼ぶ。だが、僕は言いたい。カオスと呼ぶ暇があったら、カップラーメンの容器のひとつくらいゴミ箱に入れてくれ。カオスと呼ぶ暇があったら、布団を干せるよう、休日に晴天がくるよう近所の神社に祈祷してくれ。カオスと呼ぶ暇があったら、ろくに読まない雑誌を買おうとする僕を止めてくれ。

こういうとき、決まって僕は夢想する。

夜通し、日が昇るまで信長の野望を徹夜でプレイし、その後ポテトチップスをコーラで流し込んで空腹を充たし、春眠をむさぼる。そんな日が3日3晩続く。

そんなものは現実として来ない。来るのは春休みの大学生と年中春休みのNEETと、あと年金暮らしのじいちゃんばあちゃん。

僕には来ない。

寝よう。
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by maseda1001 | 2015-03-10 00:17 | Comments(0)