背伸びせず、卑屈にもならず。そんな風に書きたひと思ふをとこありけり。
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パチンコ店の憂鬱

パチンコ参加人口が1000万人を切ったらしい。(データ元:公益財団法人 日本生産性本部「レジャー白書2014」)

僕は、あまりパチンコを普段やらない。私の記憶が確かならば、もう5年くらい前に、当時の職場の先輩にダイナムに連れて行ってもらって、1000円分失ったのが、僕とパチンコとの最後の接点になる。野口英世が精緻に描かれた紙幣が、銀球に換価され、銀球が遊戯台に吸い込まれていくまでの間、数分。僕はその間、右手を固定し、イカやら魚やらのキャラクターが画面上で踊るのをボーっと眺めていた。マリンちゃんは出てこなかった。

僕の周りでパチンコやらスロットをやる習慣を持つひとがあまり居なかったせいか、僕はパチンコやスロットと縁がない生活を送ってきた。たぶん、これからもほとんど縁はないだろうと思う。

でも、周囲を見渡せば、平日朝から駅前のパーラーには、学生っぽい若者がスマホを片手に開店を待つ姿を見ることができるし、たまに地方に出張に行けば、路線沿いの大型パチンコ店は、平日でもけっこう駐車場はいっぱいになっていたりする。

最近、知ったのだけれど、パチンコにつぎ込まれるお金は年々減少傾向にあるけれど、年間20兆円近くらしい。20兆円といったらすごい金額である。週刊ヤングジャンプを625億週分買える計算である。これは仮に僕が80歳まで生きるとして、20兆円分をヤングジャンプにつぎ込んだとしても、約1532万回分の人生をずっと無料でヤングジャンプを読むことができるという計算になる。『キングダム』なんて、1532万回も連載したら、鄧小平や毛沢東さえ登場してしまうのではないだろうか。

先週、僕はパチンコ屋に久しぶりに行った。

ゴキゲンを通り越して、フラストレーションが溜まるほどの音量で垂れ流されるJ-POP。明滅を繰り返しては射幸心を刺激する液晶モニター。そんな空間に平日午前から集う老若男女。店員さんもどこか曖昧な笑顔で、僕を見る。

もしも、僕が3代目ジェイソウルBROS.みたいな男だったら、スケが風俗で稼いだカネを貢がせて、平日昼からパチンコを嗜むようになっていたんだろうか。それはそれで悪くないような気もする。よくはないけど、そこまで悪くないような気がする。

この日、海物語は席が埋まっていた。マリンちゃんはいつもと同じ笑顔だった。

僕は、近所の中華屋で、「ヒルナンデス」の坂下千里子を見ながら、ランチの中華丼を食べて、その街を後にした。何の脈絡もないけど、マリンちゃんと、坂下千里子さんだったら、僕は坂下千里子さんのほうが好きだ。断然好きだ。どれくらい好きかって聞かれたら木村文乃さんや高梨臨さんと比べろって言われたら、結構悩むけど、それでも坂下さんを選ぶかもしれないくらいだ。

パチンコ屋での話。
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by maseda1001 | 2015-02-28 23:43 | Comments(0)

君と暮らせたら

スピッツの名曲といえばいろいろあるかと思うんですが、最近よく聴くのが『君と暮らせたら』。

緑のトンネル抜けて

朝の光に洗われるような

わずかな微笑みさえも

残らずみんな分け合えるような


冒頭の4行分の歌詞だけで、僕は天国への階段を登るような、松岡茉優さんに「masedaさんの、勝ち残り~」と言われるような、とにかくいい気分になるわけでして。仕事中の気づけば眉間に皺が寄りそうになる瞬間や、寝起きにおしっこしたら突拍子もない方向に飛沫が飛んだときや、おならをしたい時に限って訪れる静寂や、そんなときに僕は『君を暮らせたら』を口ずさむことにしている。誰かに聴かれたら恥ずかしいので、もちろん心の中で。

同棲したい。

相手はいないけど、同棲がしたい。もう同棲なんて言ってられる年齢ではないのだけれど、同棲がしたい。同棲して、彼女に片目ではない、ちゃんと両目でつくった目玉焼きを焼いてあげたい。そんでもって、厚切りのハムをソテーして両目の目玉焼きに添えてあげたい。それでいて片付けは彼女に任せるという怠惰かつお茶目かつちょっと小憎たらしい一面を見せてあげたい。見つけてあげたい。世界中でただひとりだけ。君だけに。

そんな淡い願望を持つ僕は、今月は仕事した思い出しかありません。仕事なのか、精神修養なのか、金銭と等価交換の苦行なのか、はたまた栄光への架け橋なのか、今はまだわかりませんが、とにかく今月は仕事をがんばった(耐えた)記憶しかありません。

昔、好きだった女の子が2児の母親になっていて、喫茶店でお茶をしばくだけで、タバコを両手分くらい吸っていたのを見たのは、もう現実なのか、夢なのか、もう僕には判別がつきません。今では、夢だった可能性のほうが大きい気がしています。

君と暮らせたら、僕は、わずかな微笑みさえも残らずみんな分け合えるかなあ。
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by maseda1001 | 2015-02-28 23:11 | Comments(0)

58歩のよろこび

「生きてりゃそのうちいいことあるよ」と言ったのはうちのオヤジ。

そのセリフを「ホンマかいな」と疑わしげに聞いたのは、もう10年以上も前のこと。個別具体的な事象として、果たしてその「いいこと」とは何なのか、小一時間突き詰めて問いたい気分ではあったが、当時反抗期真っ盛りだった少年である僕は、オヤジのその言葉にさしたる反応を見せず、「へー」と平静を装ったものだった。

今日、僕はそのセリフを思い出した。生きてりゃいいことある。その言葉にうそはなかった。生きてりゃいいことは本当にあったのだ。

今日、公共料金を払いに近所のコンビニ(徒歩3分)に行こうとして気づいた。

うちの近所にセブンイレブンがOPEN予定だということを。しかもすごい近い。どれくらい近いかというと、58歩。あまりにうれしくて思わず歩数を数えてしまったからわかるのだけど、58歩。

僕の歩幅は約0.7mなので、単純に計算すると

0.7m/歩×58歩=40.6m

となる。

すなわち、僕の家(共同住宅)からセブンイレブンのドアまで、41mかからない計算になる。

これは僕の人生にとってどんな意味を持つかはいうまでもない。想像するまでもない。だが、想像力に乏しい方向けにあえて言おう。

めっちゃ便利。

セブンが40mの距離にある。めっちゃ便利。ヤバイ。マジでヤバイ。激アツ。バリヤバ。コンビニが近所にある生活って、どんなだろうと夢見ながら真摯に前向きにひたむきに生きてきた甲斐があった。しかもそのコンビニがセブンイレブンだとは。

僕の人生はばら色に変わった、って中村一義ばりに叫びたい気分です。
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by maseda1001 | 2015-02-27 00:16 | Comments(0)